2015年7月9日木曜日

新型シエンタ・ハイブリット車とガソリン車どちらがお得?

トヨタのスモールミニバンと言えば?
それは「シエンタ」です。

初代シエンタは、12年に渡り販売されるというロングセラーとなりました。
本日(2015年7月9日)、フルモデルチェンジした新しいシエンタが発売されました。

この車は、大ヒット車である小型車アクアをベースに開発されたそうです。
細かい説明は他に任せるとして、私の興味はハイブリットにするかガソリン車にするかです。

グレードのランク(XとかGとか)はスマートキーエントリーや両側パワースライドドアを考えて、「G」に決まりです。
ではオプション全くなしで値段だけを比較します。

ハイブリットGは、
車両価格 ¥2,329,855
販売諸費用 ¥65,817
リサイクル料金 ¥10,360
自動車税 ¥23,000
自動車取得税 ¥58,200 - 58,200 = 0
自動車重量税 ¥22,500 - 22,500 = 0
自賠責保険料 ¥40,040
合計 2,463,072
となります。

ガソリンGは、
車両価格 ¥1,980,327
販売諸費用 ¥65,817
リサイクル料金 ¥10,360
自動車税 ¥23,000
自動車取得税 ¥49,500 - 29,700 = 19,800
自動車重量税 ¥22,500 - 11,300 = 11,200
自賠責保険料 ¥40,040
合計 2,150,544
となります。

ハイブリットとガソリン車の差額は、312,528円となりました。
ハイブリットは減税があるという面で有利なはずなのですが、
シエンタはもともと税金が安く、ガソリン車も減税があるため、
ハイブリッドでも31,000円しかメリットはありません。

また上記の2車の装備の差を詳しく一覧から探してみましたが、フロントガラスの遮音性能だけです。
あまり気にする必要のない差だとは思いますが、セーフティセンスCまたは寒冷地仕様をつけると同じになるそうです。
なので装備の差も気にしなくていいかと思います。

純粋に31万円強ハイブリット車の初期投資は高くなります。

次に燃費が良いことで、この差額がどれだけ清算できるかを考えてみます。
燃費は27.2km/Lと20.2km/Lで、もちろん前者がハイブリットです。

例1として、年間10000キロ走行し、5年間所有し乗り換えるというケースを考えます。
後述する表からガソリン代の差額は9~13万円強(高速多めから街乗り多めで考えています)です。
この時手放すわけですが、リセールバリューで18~21万円程度ハイブリット車が高ければ問題なく元がとれます。
5年経過時の価値はおそらく0.4掛け程度なので、ハイブリットで92万円、ガソリン車で80万円です。
12万円くらいは、まぁ想定してもいい線でしょうか。
ただこの時の人気にも依存しますし、ハイブリット中古にどれだけ人気があるかは分かりません。

例2としては、年間15000キロ走行し、10年間所有して乗り捨てる場合です。
表から、燃料費の差額は26~38万円程度です。
ただし年間の走行距離が多い場合は長距離のる機会も増えるはずなので、差額は小さくなる傾向だと思います。
それを加味しても、この例の場合では、ハイブリット車にしても充分元はとれる気がします。
注意すべきは、10年間ハイブリット車がまともに動くかです。
初代プリウスが発売してから20年経とうとしていますが、致命的な欠陥は報告されていません。
なので、特別心配することもないと思います。

結論からいうと、年間走行距離が極端に少ない場合を除いて、ハイブリット車を買って損をするというのはなさそう。
一方で得をするかというと、そうでもないです。
最終的にトントンです。

単純にハイブリットに興味があるなら、購入をためらう要素はないです。考え方によっては、昔のカローラ(120系とか140系)だと1.5Lか1.8Lのエンジンから選んだわけです。
1.8Lの方が税金も高い、燃費も悪い、値段も高いのに、
ゆとりが欲しくてそれなりの割合の人が選ぶわけです。
1.8Lが1.5Lと最終的にかかる金額が、トントンなら絶対1.8Lを選びます。シエンタのガソリンとハイブリッドを同じ序列だと考えてみると、
ハイブリッドの方がゆとりのある1.8L車に相当しそうです。
ならば選ばない理由もないかと思います。

逆に経済性のみを重視するのであれば、私ならガソリン車を選びます。
初期投資が安いに越したことはないからです。
私の結論はガソリン車のGグレードとなりましたが、ハイブリット車の乗り味を確認してみたいです。

*年間燃料費を表にまとめて見ました。燃費係数はモード燃費に対する補正です。






年間走行距離

燃費 燃費係数
5000 10000 15000 20000 25000
ハイブリット 27.2 1 年間燃料費 25735 51471 77206 102941 128676
0.9 28595 57190 85784 114379 142974
0.8 32169 64338 96507 128676 160846
0.7 36765 73529 110294 147059 183824
ガソリン 20.2 1 34653 69307 103960 138614 173267
0.9 38504 77008 115512 154015 192519
0.8 43317 86634 129950 173267 216584
0.7 49505 99010 148515 198020 247525
差額(5年間)
1
44591 89182 133773 178363 222954
0.9
49545 99091 148636 198182 247727
0.8
55739 111477 167216 222954 278693
0.7
63701 127402 191104 254805 318506
ガソリン価格 140






2015年7月1日水曜日

ノートパソコンの進化が停滞している?

そろそろノートPCを更新する時期なんですが、性能・値段のバランスのよい機種が見当たらない。
T440sを買った頃の予算では、T450sは到底買えない。
しかもレノボの大型クーポンの時期はすでに終わっている。

ThinkPad T450sともう少しお求めやすいE450を比較すると、
CPUは大差ないし、重量面もE450は頑張っていると言えます。
ただしE450の液晶はフルHDながら視野角の狭いタイプ。
オプション価格が5400円もするのも気になる。

いっそT450s行くかと、思ったけど、やっぱり高い。
それに最近のThinkPadの品質には少し疑問がある。
一年持たず何らかの不具合が出てきたし。

どうも薄型のトラックポイントが指に合わないようで、人差し指が痛くなってしますので、
最近はノートPCでトラックポイントを使っていません。

そこで他社でいいのがあるかと探してみるけど、アップル社は為替相場に連動した挙句に税抜き表示しているのでかなり高額。
SonyからVaioを引き継いだバイオ社製のノートPCも、値段が高すぎる。
(割に数年前のVaioから特に進化は無いように見える)

そもそもIntelのCPUの進化も停滞しています。
T440sはHaswellなので一世代(0.5世代くらい?)しか差がありません。
T430のIvyBridgeだってまだまだ現役でバリバリ行けます。
さすがにSandyBridgeはノートPCではワットパフォーマンスの面でかなり不利ですけど。

そうなると、性能は無いのに価格だけが上がっているので購入する気が起こりません。
いっそE455を買おうかと思ったけど、値引きなしでは買う気にはならない。

今はノートPCの氷河期でしょうか。。