2014年9月28日日曜日

ThinckCentre Tinyシリーズ


M93は高額な上位機種なのでM73に絞る。
ちょうどこの文章を書きはじめたらM53とM83も登場しました。
しかし、M73の方がコスパがいいので割愛。
 
M731Lの大きさにHaswell世代のCPUを搭載した超小型PC
NUCに近いものがあるが、最大の特徴はCPUがソケットであること。
カスタム性能は高い。
また整備性はそれなりである。

値段としては以下の構成で6万円を切る。
i5-4590T (4C4T 3.0GHz)
4GB メモリ ()
500GB HDD
WiFi搭載
Win8.1
キーボード・マウスなし
単品で2.2万程度するi5-4590Tを搭載していることを考えると、ガワとMB2.1万円。
ここではOS8千円、メモリ・HDDWifi3千円で換算。
これだけ小さなケースでMB込みで2.1万円というのは破格であろうか。+薄いが保証もつくし。
セカンダリHDDというオプションはどうやら外側にHDD箱のようなものをつけるオプションらしい。
基盤上にもSATAと電源は一つしか用意されていないので、USB接続ではないかと思う。
m-sataのスロットもない模様。ここら辺はM93pも共通。

同じようなサイズ感のMac miniとの比較を考えた場合。
Mac minii5で小さくて性能は似ている。
多少整備性が低いが、HDDの交換くらいは可能。
CPUは一世代以上は古い。
Serverにすればi7になり、HDD2台搭載できる。
しかし10万円程度になる。
CPU的にはMacminiはモバイル用の4C8Tのi7でM73はデスクトップ用の4C8T。
ただしストレージを二台使う場合はMacminiの方がすっきりする。

M73を快適化する場合でも10万円は超えるが、Mac mini14万を超える。
こうなると自作であればいくらでも性能をよくできる。
やはりミニマムなサイズと値段で性能が出せる、M73に軍配が上がる。
クライアントPCという観点では、Celeronで十分だしストレージを128GBSSDにしておけばよいので5万円程度で快適化できてしまう。
常用には、SSD500GB2TBHDDは必要。+8GBのメモリの増設をしておけば3年は使えそう。

ただしCPUを交換する気が無い場合NUCに大差では勝っていない。
NUCの中でもハイスペックなものを選べば、i7+IRISグラフィック、HDD+msataSSDなどの構成は余裕。

単にログイン端末としてちょこっと使いたいだけなら、M53がかなり安そうだ。

2014年9月21日日曜日

Audi S5とRS5 【中古車日記】

Audiの2ドアクーペであるA5が日本で発売したのは2008年のことです。
その高性能バージョンであるS5は同時期に発売、さらに高性能であるRS5は遅れて2010年に発売しました。
このため中古車で検索すると年式の違いもあり、
S5は登録が古いもので350万~見つかりますが、RS5は安くても600万弱します。
現状では、元の値段差通りの水準で推移していると言えそうです。
【2016年9月追記】2年が経過して、RS4は450万円、S5はRS4と同程度だと300万円程度で最安で200万円を切る物件もありますね。


RS5 S5 M3クーペ 335iクーペ
全長 4,650mm 4,635mm 4,620mm 4,610mm
全幅 1,860mm 1,855mm 1,805mm 1,780mm
全高 1,375mm 1,375mm 1,425mm 1,380mm
ホイールベース 2,755mm 2,755mm 2,760mm 2,760mm
車両重量 1,810kg 1,770kg 1,650kg 1,630kg
排気量 4.2L V8 4.2L V8 4.0L V8 3.0L L6Turbo
最高出力 450PS/8,250rpm 354PS/7,000rpm 420PS/8,300rpm 306PS/5,400rpm
最大トルク 43.8kgf·m/6,000rpm 44.9kgf·m/3,500rpm 40.8kgf·m/3,900rpm 40.8kgf·m/1,200~5000rpm
変速機 7速AT 6速AT 7速AT 7AT

スペックの違いを上にまとめてみました。
参考までにキャラクター(と値段)が被る旧M3と旧3シリーズクーペを足しています。

S5とRS5は排気量が同じですが、100馬力も少ない。
0-100km/h加速を調べると、RS5が4.5秒に対して、S5は5.4秒。
S5は普通のバカッ速いセダン車と同クラス。RS5はかなり速いスポーツカークラス。
ただしトルクの出方が違うようでS5でもGT性能は劣らないかむしろよさそう。
当たり前だけど両方燃費は悪いはず。5~6km/L走ればよいところって感じでしょうか。
前期後期があり、RS5はフェイスリフトのみですが、S5はエンジンまで変わっています。
加速もほんのりよくなっているが、V8→V6に格が落ちているのは×。
きっとV8であることに意味があるのでS5後期は微妙だ。

後期仕様の中古車が掲載されているので顔を変えることも可能だと思われます。
(30万円でできるのか100万円以上かかるのかは知りませんけど...)
私はどっちかというと前期顔が好き。

3シリーズと似たような関係になっている。
S5と335iはかなり値段に差がありますが、性能は対して変わらない。
軽快な分335iは楽しそう。
(いずれにせよ鈍重な部類)

この中でどれを選ぶと聞かれたら、MTを選べるM3なのだがS5はなんとなく捨てがたい。
RS5は値段帯が違うが、予算があるならS5よりすべてにおいて上だと思う。
低速トルクももはや気になる領域ではないと思う。
335iは240万円程度から見つかるので、だいぶ買いやすさが違う。
M3は熱いモデルなだけに程度が心配。

RS5の前期は今後1年くらいで2回目の車検を迎えるので値段がこなれてくると思う。
しばし注目かと思う。

M3も現行(クーペはM4になったが)の出来が良いので、しばらくしたら値段が落ちるのではないかと思う。
E92のM3は少し重い...

しかしこの4台はいずれも1650kgを超える鈍重なクラス。

2014年9月15日月曜日

BMW ALPINA D3 BITURBO LIMOUSINE

小型サイズのセダンに977万円が支払える方には非常にいいチョイスかもしれません。
D3とはAPLINAがBMW3シリーズをベースにチューンした車両です。
Mシリーズと比べてGT性能を売りにしている気がします。
乗ったこともないのでよくわからんですが。
 
先代のE90型3シリーズをベースにしたALPINA D3は存在しました。
APLINAにしては安く買えたのですが全く売れてないようでした。
それもそのはずで馬力は200馬力しかなく、動力性能でごく普通の2.5Lセダン程度。
まぁそれでもトルクを使ったゆとりのある走りは魅力的だとは思いましたが。

ところが現行のD3は半端ないです。
330dをベースにしているため、基本的にクラスが違う。
最高速278km/hと0-100km/h加速性能4.6秒という数字はスーパーセダンです。
300万円も高いガソリンエンジンのaudi RS4よりも加速が速いです。
これはなかなかすごい。
もちろんガソリンエンジンのALPINA B3というのもあってこちらはさらにすごいわけです。最高速は305キロです。ただ最高速度がでる回転数がD3の4000に対してB3は6250となります。270キロで巡航することを考えるとD3では3890回転も回していればいいのです。一方のB3は5500回転まで回す必要があります。
これはまさにディーゼルエンジンのもつ巨大なトルクから得られるポジティブな面だと思います。
ガソリンエンジンで270キロ巡航をこんな回転数でこなせそうなのはギヤ比だけで見るとベンツのS600とかになりますね。CVT車では回転数はクリアできそうですが270km/hを出せそうな車が見当たりません。
逆に100km/hを1450回転程度で巡航できる車は意外とたくさんある(CVTが強い)ので、その辺はあまりメリットともいえないのかも。
従って高速GT性能を考えると非常に優秀です。
こういう車を買われる紳士は甲高い音を立てて下品に高速を走る車と、優雅に走る車を分けて所有してもいいかもしれませんのでよいと思います。


しかもディーゼルということで17km/Lと非常に低燃費です。
まぁこういった車を新車で買われる方はあまり燃費など気にしないのですが、私のようなニート予備軍はそういった方々のおさがりを中古で狙うので燃費は大事です。
たとえばB3ほどは人気の無いB5などは、庶民でも車が好きな人なら出せなくはない値段で手に入ります。新車のインプレッサが450万ですからそれくらいでは買えます。
しかしリッター4キロという燃費は買えっても走るなということになってしまいます。
走らない車(フェラーリを除く)に価値は無いわけで、そう思うと買えそうで買えないわけです。その点D3、国産のどのミドルセダンと比較しても引けを取らないエコカーでありインプレッサWRX(もうインプレッサではなくなりましたが)を超える(加速)性能を持っています。

というわけで新車で買える人は買って存分に楽しんで、飽きたころにお古を庶民に与えることをおススメします。

2014年9月13日土曜日

新型デミオのベストバイは?

デミオの発売日が明らかになりました。

・1.3Lガソリンエンジンの場合
13C or 13S
13C+コネクティブパッケージで154万円
13S+LEDコンフォートパッケージで168万円

・1.5Lディーゼルエンジンの場合
XD+ LEDコンフォートパッケージで202万円
XDTuring+iEloopを除くオプションをつけて225万円
デミオは下駄にするには若干高いです。
ボトムの13Cでも割と高く感じます。
XD買うなら最上位一択です。

【注意】
XDの6MTは燃費が30km/Lと非常に良いですが、タンクが35Lと他のグレードと比較してだいぶ減らされています。
おそらく30km/Lという燃費を達成するためにユーザーの利点を無視した結果ではないでしょうか?
JC08の燃費測定は車重によって負荷が決められており、XDのMTの1080kgという車重はその境目になります。つまり1081kgを超えた場合一段階強い不可での評価が必要になります。そのため燃料タンクを削って1080kgの区分に収めているんだと思います。
このように小手先のごまかしで得た30km/Lという燃費なので実用上はATと差はないのではないかと思います。であれば9Lも少ない燃料タンクの影響で航続距離が200kmほど削られることになります。この点は重大なのできちんとチェックしたほうがいいです。
マツダは偉そうなことを言っていたけどカタログスペックを得るためにこのようなくだらない手段に走りました。残念です。

私であれば13CのATを選択します。
MTははっきり言って割高です(13CだとMTは選べませんが)。ATは6段でMTは5段ですしかなり部品コストは安いはずです。なのに13Sで見たときに値段が同じというのは割高ということです(需要と供給の問題もありますが)。
またATの方が明らかにハイギヤードなので高速での燃費の差は大きいと思われます。
AT車の場合で20km/Lと達成した場合は800kmを無給油で航続できる計算になるのでかなり良い数字だと思います。

ディーゼルは明らかに高いです。軽油の経済性を重視しての購入は考えられません。
ワンクラス上の車を買ったと思えば、選択肢にはなりうると思います。
2Lクラス以上のゆとりで巡航はできるし、緩やかな加速感はあるのでその点を重視すればありだと思います。
ただ勘違いしやすいのは105馬力しかないので実際に踏んだ場合の加速は遅いと思います。
また私はどうしてもコンパクトカーじゃなければいやというタイプではないので、220万円の車を選ぶときにたとえばアクセラという選択肢が出てきます。
どうしてもコンパクトカーというときはデミオXDは良い選択だと思います。大は小を兼ねるとはいっても必要なければ単純に無駄ですから。
またセカンドカーというときにもいい選択肢だと思います。

ただしXDのMTは小手先の小技でユーザーの利便性を奪っているのでマイナーチェンジを待ってもいいかも。それか燃料タンクを交換できればいいのですが。それにしても燃費スペシャルグレードは本当に害悪ですね。

2014年9月7日日曜日

マツダ4代目ロードスター

とうとう発表されました。
アクセラなどのフロントフェイスとは一線を画すデザインです。
若干離れ目すぎる感じが見慣れないうちはあれですが、新しいデザインだと思います。
レクサスISの奇をてらうだけのデザインよりは評価できそう。

http://www.mazda.com/jp/stories/history/roadster/roadster_25th/movie_photo/resource/img/wallpaper/wp01_pc02.jpg

この画像は公式で公開されているものです。
3代目と比較で100kg以上の軽量化を目標にしているそうですね。
これは期待できます。
ロードスターは歴代なぜかしょぼいエンジンを積んでいました。それでも非常に評価の高い走りが売りでした。
現行は言っては何ですが、しょぼいエンジンなのにハイオク仕様で燃費も悪く。
ピザった車体はそれほど軽快でもありません。
そして値段が高いという3重苦でなんでこの車を買う人がいるのかと思うと、単にライバルが不在だからだと思いました。つまりオープンカーが欲しければかなり良い選択肢だったわけです。2倍もするエリーゼを買えとは言えないし。この次に買える国産オープンカーは維持費が高いフェアレディZとなりますし。
とはいえ愛好家も多い車なのでよく乗らないと良さが分からないのかと思います。


マツダのスカイアクティブユニットを流用したとなると、重利通りの実用ユニットで間違いはなさそうです。しかし軽い車体で操るとなると十二分に楽しめると思います。
正直言って楽しそうで色気がありいい車だと思います。
ただこの点は現行も魅力的だと思います。

ネットブック再来?ASUS EeeBook X205

ASUSがEeeBook X205を発表。
11.6型(1366×768ドット)で重量980gと軽量。
タブレットでは無くノートパソコン。
OSはWindows 8.1 with Bingで値段は驚くの199ドル。
CPUがAtom Z3735になっており、軽量だが12時間の駆動を確保。
メモリ2GB、ストレージは64GB SSD。
約18mmの厚さなのモバイル性能は高そう。

CPUはタブレットなどで流行りの4コアのAtom。
昨年末に出たタブレットは3740なのでそれより下のナンバリングで性能は1割り程度低い模様。
処理性能としてはCore2時代の超低電力CPU程度で、値段を考えるとわりとバーゲンプライスだと思う。
11.6インチとモバイルでは大きめなので用途を限ればそれなりに使えそう。
mini-HDMI端子を備えているので、デスクで文章を書くときは外部ディスプレイにつなぐというのも便利な使い方に思える。

ストレージはSSDとなっているがタブレット同様それほど高速な通信は期待できない。
しかも容量が限られているので母艦がないと少し辛いか。
ブラウジング、Officeによる文章作成程度であればかなりの仕事をこれ1台でこなせそう。
またmicroSDが使えるのでそちらでストレージを補ってもいいかも。

質感は期待は出来ないが、Atomを使うことで排熱などに気を使わなくてもよく薄くデザインされているのは半導体技術の発展の恩恵だと思う。

現在使っているPCがsandybridge世代のceleron位の人なら軽さやバッテリー持ちを求めての乗り換えもありかと。それ以前のCeleronクラスなら性能向上もありうるので乗り換えは全然あり。ただCore2クラスのノートからは多少性能低下があるので要注意。
私は3740のタブレットを持っているのでそちらの体感ではネット、Office位は問題なく行えるので安心しても良さそう。

しかしネットブックの再来を思わせるほどの低価格ですね。
当時のネットブックからは2~4倍ほど性能が向上しており、ゴミではなさそう。
また現在はクラウドストレージが普及しており、出先ではこのPCで書類を作って帰って母艦で作業などデータを共有することで上手くモバイル性能を活かした作業ができると思う。