2014年9月15日月曜日

BMW ALPINA D3 BITURBO LIMOUSINE

小型サイズのセダンに977万円が支払える方には非常にいいチョイスかもしれません。
D3とはAPLINAがBMW3シリーズをベースにチューンした車両です。
Mシリーズと比べてGT性能を売りにしている気がします。
乗ったこともないのでよくわからんですが。
 
先代のE90型3シリーズをベースにしたALPINA D3は存在しました。
APLINAにしては安く買えたのですが全く売れてないようでした。
それもそのはずで馬力は200馬力しかなく、動力性能でごく普通の2.5Lセダン程度。
まぁそれでもトルクを使ったゆとりのある走りは魅力的だとは思いましたが。

ところが現行のD3は半端ないです。
330dをベースにしているため、基本的にクラスが違う。
最高速278km/hと0-100km/h加速性能4.6秒という数字はスーパーセダンです。
300万円も高いガソリンエンジンのaudi RS4よりも加速が速いです。
これはなかなかすごい。
もちろんガソリンエンジンのALPINA B3というのもあってこちらはさらにすごいわけです。最高速は305キロです。ただ最高速度がでる回転数がD3の4000に対してB3は6250となります。270キロで巡航することを考えるとD3では3890回転も回していればいいのです。一方のB3は5500回転まで回す必要があります。
これはまさにディーゼルエンジンのもつ巨大なトルクから得られるポジティブな面だと思います。
ガソリンエンジンで270キロ巡航をこんな回転数でこなせそうなのはギヤ比だけで見るとベンツのS600とかになりますね。CVT車では回転数はクリアできそうですが270km/hを出せそうな車が見当たりません。
逆に100km/hを1450回転程度で巡航できる車は意外とたくさんある(CVTが強い)ので、その辺はあまりメリットともいえないのかも。
従って高速GT性能を考えると非常に優秀です。
こういう車を買われる紳士は甲高い音を立てて下品に高速を走る車と、優雅に走る車を分けて所有してもいいかもしれませんのでよいと思います。


しかもディーゼルということで17km/Lと非常に低燃費です。
まぁこういった車を新車で買われる方はあまり燃費など気にしないのですが、私のようなニート予備軍はそういった方々のおさがりを中古で狙うので燃費は大事です。
たとえばB3ほどは人気の無いB5などは、庶民でも車が好きな人なら出せなくはない値段で手に入ります。新車のインプレッサが450万ですからそれくらいでは買えます。
しかしリッター4キロという燃費は買えっても走るなということになってしまいます。
走らない車(フェラーリを除く)に価値は無いわけで、そう思うと買えそうで買えないわけです。その点D3、国産のどのミドルセダンと比較しても引けを取らないエコカーでありインプレッサWRX(もうインプレッサではなくなりましたが)を超える(加速)性能を持っています。

というわけで新車で買える人は買って存分に楽しんで、飽きたころにお古を庶民に与えることをおススメします。

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